当時は必ずと言って良いほど、新型エンジンの試作用バルブの製作依頼が舞い込んで来ていました。
バルブの材料は焼き戻しをしない超耐熱鋼で、想像を絶するくらい加工が困難でした。
しかし、熱を加えないで鋼材を切削するので、小気味のいい切削音が聞こえてきます。
特に、硬ければ硬いほどその切削音も高くなります。
金属を知る者にとって、音と金属は切っても切れない間柄です。古い時代より、人は金属の良し悪しを叩いて確かめていました。
叩くことで、金属の生命に近い響きがわかるのです。金属を使う限り、その行為は変わることなく、続けられるでしょう。
音へのこだわりは、金属との対話を大切にするところにあります。
弊社の技術者たちは、音を聴き、金属の息吹を感じ、加工をおこなっているのです。
1948年(昭和23年)石川県輪島市出身
県立輪島高校から東京理化学大学理学部物理学科卒業
普通に考えれば、教員になっていただろうと岩は言う。
大学では地球物理を専攻していた。地球中を駆け回り地質の研究をしていた。
それがもとで民間の地質調査会社に就職。
その後、日の出制作所に入社、現在に至る。
昭和10年10月生まれ、
1960年の創業以来、日の出製作所の旋削の全てを見てきた技師である。
特に、難易度の高い特殊エンジンバルブ加工では、他では出来ないと言う加工も難なくこなしてしまう。
ベテラン技師はNC旋盤や工作機器を手足のように操り、生涯現役と答える。
削り出し加工と
押出し材にこだわる。
「他では真似の出来ない難削の加工」を長年手掛けてきた自身と信条。高速旋削でしか出来ないキメ細かな仕上がりと正確な寸法精度にあります。使用するブロンズ材は押出し成型された最高グレードの丸材(比重が鉄より重い8.4~8.8)を私用しております。押出し材は鋳造材とは違い、柔らかくパターの材料として最適と考えます、。
高度な旋削技術
100分の1ミリの精度。
エンジンバルブの旋削に求められる公差は100分の1ミリ以下です。「鳴」はバルブ旋削と同じ規格で作られました。こんな厳しい規格で作られたパターは他にはありません。
低重心で転がりの良い打てる
秘密はスリットにあります。
より柔らかい打感を得るためにフェース後部にスリットを入れ、フェースを薄くすることで微妙なタッチの転がりを得ることが出来ました。そして、微妙なタッチと共に、スリット独自がさわやかな共鳴音を発します。
市販再重量
380g超の手応え。
最近のベントグリーンは早くて、大きくて、200㎡以上のものが多く見られます。したがって、パッティングはより正確で、ミスの少ないストロークが要求されます。 このパターは肩で小さいストロークが出来るように、ヘビーウェイト設定にしました。
ボールを
楽に取る事ができます。
ボールを屈んで拾うのは辛いものです。これにはボールを拾うことができる機能が付いています。使い方はパターの穴をただボールに被せるだけで、ボールを容易に拾いあげる事ができます。
ヘッド素材 | :ソフトブロンズ製 |
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シャフト長 | :32/33/34/35インチ |
ロフト角 | :3度 |
ライ角 | :74度 |
バランス | :D8(33インチの場合) |
ヘッド重量 | :約380g |
総重量 | :約580g |
シャフト | :オリジナル専用スチール |
グリップ | :WINN社製グリップ |
■オーダー方法について
- ● 当製品はご注文頂いてから、組み立て・調整を基本にいたします。
納期はご注文より14日間以内となります。 - ● シャフトの長さはご希望の長さにいたします。
標準のシャフトの長さは32インチから35インチまでの4タイプです。
0.5インチ単位でのご希望の長さにすることが出来ます。
(当社ではクラブの長さを決める方法として、床から手首までの距離を測らせて頂き、
その長さをクラブの長さとさせて頂いております。) - ● クリップは4タイプあります。太さとカラーでお選び頂けます。
- ● 左用のクラブもあります。
■オーダー・問い合わせ先
販売総代理店 美遊JAPAN
担当:岩 篤志
TEL 044-322-5171
日の出製作所のホームページはこちら https://www.hinode-ss.jp/